こんにちは、かいです。
あなたは、ウッドデッキの塗り替えを検討しておりますでしょうか。
私が購入した住宅の庭には、既にウッドデッキが備わっていました。ウッドデッキをそのままにしておくと、木が腐り虫が湧く可能性があるので、ウッドデッキの防腐剤、防虫剤を含んだ塗料の塗布が必要です。
今回は、実際にウッドデッキの塗り替えを行いましたので、その手順やノウハウを説明します。
用意したもの
私が所有するウッドデッキ(約6畳分)の塗り替えにあたり、用意したものは次の通りです。
元々持っていたものがありましたので概算となりますが、約5,000円でウッドデッキを塗り替えることができました。
- 軍手 2枚
- 使い捨て手袋 数枚
- 当て木 1枚
- 雑巾 2枚
- ビニール袋45L 5枚
- 養生テープ
- ウタマロ
- バケツ 3L程度入るもの
- 水 6L
- 塗料 5 – 7畳分1.6L 税込2,508円
- ハケ(大きいもの) 税込877円
- ハケ(小さいもの) 税込110円
- 紙やすり #240 2枚と半分 税込110円×2
推奨される気候
- 天候:晴れ
- 風:そよ風ないしは無風
塗料を塗布している日は、塗料が渇きやすい気候が望ましいです。さらに、養生したビニール袋が風で飛ばされないよう、そよ風ないしは無風の気候が望ましいです。
手順の概要
ウッドデッキに塗料を塗布する手順は以下の通りです。なお、塗布が終わるまで、約14時間掛かりました。
手順の内容
掃除(1回目)
ウッドデッキ表面に足跡や汚れがたくさん付着しており、見た感じでは長年掃除がされていないように見えました。
こちらが、掃除(1回目)開始前のウッドデッキです。
まずは、ウッドデッキの表面の汚れを取り除くため、中性洗剤を水で薄めたものを用意します。
私は、水3Lに対して、ウタマロを10プッシュ程度入れて薄めたものを用意しました。以降、この水をウタマロ水と呼びます。
そして、両手に使い捨て手袋を装着し、ウタマロ水を含んだ雑巾を使ってウッドデッキを拭きまくりました。
掃除開始から2時間後に拭き掃除が終わり、バケツの中のウタマロ水を捨てたところ、バケツの底に泥らしきものが沈殿していました。ウッドデッキの色が黒に近いのでわかりにくかったですが、どうやら見た目以上に汚れが付着していたようです。
掃除(2回目)
1回目でバケツの底に泥が沈殿していた様子から、掃除(1回目)だけではウッドデッキの汚れを落とし切れていないと思い、2回目の拭き掃除を実施しました。
1回目と同様の手順で拭き掃除を行い、2時間掛けて拭き掃除を終えました。2回目終了後のバケツの底には、泥が沈殿していなかったので、拭き掃除を完了としました。
こちらが、掃除(2回目)開始前のウッドデッキです。
そして、こちらが、掃除(2回目)終了後のウッドデッキです。
掃除(2回目)を行った方が、より汚れが落ちているように見えます。
下処理(ケレン)
拭き掃除が終わった後は、両手に軍手を装着し、紙やすりでウッドデッキの表面を削ります。削る理由は、
- 昔塗った塗料や汚れを取り除くため
- 表面の付着性を上げるため
です。
塗料の剥がれにくさを決める最も重要な手順ですので、ウッドデッキの隅々まで削りました。
こちらが、下処理(ケレン)終了後のウッドデッキです。
ウタマロ水でも取り除けなかった細かな汚れが削り取れました。
ウッドデッキの溝に対しても、当て木を使ってきれいに削り取ります。
作業中に怪我をする恐れがあるため、必ず軍手をして作業します。
養生
養生用のシートを作るため、45Lのビニール袋を加工します。ビニール袋は袋状になっているので、ビニール袋の両端をはさみで切って開き、大きな長方形とします。こうすることで、ビニール袋1枚で養生できる範囲を増やすことができます。
次に、塗料を塗布しない部分に対して、作ったシートを張ります。特に、塗料が跳ねたり垂れたりする可能性がある場所は、シートを張ることをお勧めします。
例えば、以下の場所が挙げられます。
- ウッドデッキ周りの壁(例えば、隣人との境界壁や自宅の外壁など)
- ウッドデッキ側面の下部分
- ウッドデッキの手すりで塗らない部分
私の場合、以下のように養生しました。
- 隣人の境界壁に塗料が跳ねないようにシート4枚分を張る
- ウッドデッキの側面から塗料が垂れても良いように側面の下に1枚敷く
なお、後で剥がしやすいように養生テープを使用しましたが、セロハンテープでも代用できます。
私は、自宅の外壁と手すりで塗らない部分を養生していなかったので、誤って塗料が付着してしまいました。失敗です。
なお、誤って付着してしまった場合は、ペーパータオル等ですぐに拭き取れば、ある程度落とすことができました。
塗料の塗布
ウッドデッキの塗る部分を階段、上面、手すり、側面の4つに分けてそれぞれを順番に塗ります。塗料の缶に記載された説明にしたがうと、塗る回数は2回なので、階段→上面→手すり→側面で1回塗り、再度、階段→上面→手すり→側面と2回塗りをします。
ちなみに、ウッドデッキの底面は、ウッドデッキの下に人間が入って塗るには狭くて困難なので、塗りません。
塗装業者でも底面などの目に見えない部分は塗らないそうです。
私は、塗布は初めてで経験がなかったため、比較的塗布が容易な階段、上面から塗り始めました。次に、手すり、側面の順で塗りました。
ただし、手すりや側面が、上面に乗りながらでないと塗れない場合は、そちらを先に塗った方が良いかもしれません。
階段や上面のように水平の面を塗るのと比較して、手すりや側面のように垂直の面を塗るのは、塗る領域が狭かったり塗料が垂れたりするので難しいです。
なお、階段、上面、手すり、側面をそれぞれ2回塗るにあたり、購入した塗料はちょうどよい量でした。
1回塗り
階段→上面→手すり→側面の順で1回塗りをしていきます。
こちらが、1回塗り終了後のウッドデッキです。
塗りにムラがありますが、2回塗りの時にきれいに見えるように修正します。
塗る際に気をつけたこと
- ハケを塗料に付けます
- ハケ(大きいもの)は、毛先から2cm程度まで塗料をつけます
- 3cm以上だと塗料がハケから垂れるのでつけ過ぎでした
- 塗料がハケから垂れないよう、塗料の缶の端である程度塗料を落とします
- 塗る場所の端から塗り始めます
- 塗り直後の塗料の色は、希望する色と異なる場合がありますが、塗料が渇けば希望する色に変化していきますのでご留意ください
- 私の場合、黒に近い茶色(ウォルナット)を希望していましたが、以下のように、塗り直後の塗料の色が紫色のように見えました
- ハケを使って塗料を徐々に伸ばしていきます
- ウッドデッキの端を塗る際でも、ハケ(大きいもの)で塗ることができます
なお、購入した塗料の臭いについてですが、特に気にならないレベルでした。正直、近隣に迷惑を掛けるレベルの異臭を懸念しておりましたが、個人的な見解では全く気にならないレベルでした。
2回塗り
1回塗りで塗った塗料が完全に乾いた後、塗料を上塗りしていきます。この手順で塗りは終わりなので、塗り残しがないようにムラがないように気をつけながら塗っていきます。
塗り終わったら、これでウッドデッキの塗り替えは完成です!
こちらが、2回塗り終了後のウッドデッキです。
1回塗りと比べてかなりツヤが出てきました!
まとめ
今回は、ウッドデッキの塗り替えの手順やノウハウを紹介させていただきました。
約14時間掛かりましたが、自分で塗布した方がウッドデッキの維持費が安く済むのでお勧めです。
ウッドデッキは数年置きに塗料を塗布しないと、木が腐ったり虫が湧いたりする可能性が高まります。だからといって、数年おきに塗装業者を呼んで塗料を塗っていると維持費が高くなってしまいます。そのため、自身が塗料を塗布できるようにした方がお得ですね。
この記事があなたの参考となれば幸いです。
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